イベントで生まれるコンテンツは参加者、講演者、メディア、それに一般の人たちにとって極めて価値が高いものですが、残念ながら共有しやすい形にはなっておらず、ただ長い録音があるだけです。音声データを書き起こすことによって、これらを後に残る価値あるコンテンツへと転換することが可能になります。こうした書き起こしは、最近様々なイベントで取り入れられる手法です。
では、書き起こし(文字起こし、テキスト化)はどのような課題を解決するのでしょうか。解決可能な課題は以下のように整理することができます。
対参加者
参加者は同時にふたつの場所へ参加することはできません。複数の講演者が別々の部屋で同時間に講演を行うような場合や、用事で講演会場の外に出なくてはならなくなった場合等は、その参加機会が失われてしまいます。
対メディア・プレス
タイムリーにメディアに対して大切な瞬間のデータを送ることは、記事にしてもらうという意味でもイベントの存在感を高めるという意味でも重要です。ただ、録音された音声を聞きなおして重要な瞬間を探し出すのは大変時間のかかる作業ですし、そうこうしている間に記事の締切りに間に合わなくなります。
オピニオン・リーダーシップの定着化
コンテンツクリエーターたちはイベントなどの場で生まれる予期せぬ、ユニークな会話等から生まれるオピニオン、興味深い会話など、自らの仕事や考えを音声録音するようになってきました。もしキーワード検索等で簡単にこれらの会話を参照することができたら、今まで作り上げたアイデアを更に積み上げていくことがきます。
デジタル検索による集客と収入アップ
検索エンジンの最適化はセールスやマーケティングにとって大変重要です。それには、良いコンテンツが必要です。イベントの主催者の方々は、まさにそのコンテンツを持っているのです。イベント内容を書き起こし、ログとしてネット上で公開すれば、そのコンテンツはおそらくインデックス化され、参照され、イベントに対する興味・関心が高まることで今後開催するイベントへの参加者が増え、高く評価を得ることができるでしょう。
コンテンツを収録し、書き起こし、共有することによって、貴重なコンテンツを検索し、共有し、収入に結び付けていくこともできます。イベント開催後、イベントのコンテンツの力を最大化する方法の一つとして、書き起こしを検討してみてはいかがでしょうか。
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