夏本番は過ぎましたがまだまだ暑いですね。9月に入り、ビジネス系の展示会などイベントが開催されていますが、暑さ対策はできていますか?暑さ対策を怠ると、熱中症を発症し、場合によっては命の危険を伴うこともあります。そこで今回はイベントでの暑さ対策についてご紹介します。
参加者のための対策
- 日陰の用意と水分提供
この季節は屋外で開催されるイベントも多く、太陽の下で楽しむことができるイベントは気持ちがいいですよね。安心して屋外イベントを満喫してもらうために、直射日光を避けられる休憩スポットを用意しましょう。また、こまめに水分補給ができるよう、飲み物の販売やウォーターサーバーの設置など、飲み物を入手しやすい環境を整えることも重要です。
定期的に日陰での休憩と水分補給を促すアナウンスを行うことも検討してみてください。
- 室温の調整
実は、室内でも発症する可能性がある熱中症。屋外イベントに限らず、建物の中で開催されるセミナーやカンファレンスでも暑さ対策は必要です。気温や湿度の高い日には適度に扇風機やエアコンを使い温度を調節しましょう。
ただし、暑さの感じ方は人によって異なります。暑さ対策を気にするあまり温度を下げすぎないよう、こまめに室温を調整しましょう。
運営スタッフのための暑さ対策
- ドレスコード
夏から秋の時期に開催されるイベントでは、熱を吸収しやすい服装は避け、透湿性・通気性のいい服装をユニフォームとしている場合が多いです。スーツの着用が望ましいとされるイベントでも、屋外で誘導を行うスタッフにはスタッフTシャツを用意する、などの対策を検討しましょう。
- 休憩時間の確保
「参加者のための暑さ対策」で挙げた日陰での休憩と水分補給は、スタッフにおいても必要な暑さ対策です。主催者はスタッフが適切に休憩時間を確保できるよう、シフト管理を行いましょう。
- 保冷材、ハッカ油などのアイテム活用
保冷材は、タオルに包んで首に巻くと体を冷やすのに効果的で、熱中症対策としても有効です。
また、最近話題のハッカ油は、水とエタノールで薄めてスプレーにして体に吹きかけると清涼感を得ることができます。ただし、ハッカ油には体を冷やす効果はないので、保冷材との併用がお勧めです。
暑い日はスタッフの昼食なども注意が必要です。こちらの記事をご参照ください。
・【イベント運営】どうする?スタッフのためのお弁当
いかがでしたか?この季節、イベントの開催を予定されている方は、ぜひ今回ご紹介した暑さ対策を取り入れて、安全で快適なイベント環境を整えてみてください。
【参考】
気象庁「全国3か月予報」
http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/001_10.html
厚生労働省「熱中症予防のために」
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/nettyuu_leaflet26.pdf
イベントレジストでは、この他イベント担当者の方に役立つイベント運営ナレッジをご用意しています。ぜひダウンロードしてご覧ください。