http://www.roppongihills.com/sp/innovationtokyo2015/
2015年10月14日「未来の都市とライフスタイルをつくるイノベーション」をテーマに、新たな世代が集い、未来を感じることのできるオープンイベント「INNOVATION TOKYO 2015」が、六本木ヒルズアリーナにて開催されました。その様子をレポートします。
同イベントは、アカデミーヒルズにて開催される世界的なプロフェッショナルが集う国際会議「Innovative City Forum」(http://icf.academyhills.com/)と連動していて、六本木ヒルズ周辺は未来を感じさせる雰囲気満載でした。野外での開催ですが、天気も良く秋の心地よい空気が会場を包んでいました。
キーノートは、Innovative City Forum にも登壇している現代アーティストであり、現在はマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボ助教 としてもグローバルに活躍されているスプツニ子! さん(http://sputniko.com/)が、「RIOT GIRLSが変える日本の未来」と題しダイバーシティーの重要性について話をされました。
いま「東京オリンピック」、「会議」の2つのキーワードで、画像検索してみてくださいと。
(その結果が、こちら)
「何か気が付きませんか?」と。男性&年配の人たちだけで未来を決めていないか?
もっと、若者や女性などの意見を取り入れる環境をみんなで作っていくことが重要で世の中には優秀な女性もたくさんいるので巻き込んでいきましょうという話を、いくつかの例を出しながら熱く語られていたのが印象的でした。
2つ目のセッションは、YoungGlobal Leader's Session「発想、革新、教育」と題し、ジャーナリストの津田 大介さんをモデレータに、義足開発を中心に活動されている株式会社Xiborg 代表取締役 遠藤 謙さん、光明寺僧侶、松本 紹圭さんのパネルディスカッションでした。お三方とも過去にダボス会議ヤンググローバルリーダーに選出された経験があることが共通点で、MBAを学んだ経験のある松本さんはお寺経営を現代のビジネスメソッドであてはめた私塾を主催されており、全国各地の僧侶にむけたワークショップなどを行っているという話。そして遠藤さんは義足開発は昔からある義足という観念を現代の技術を用いることにより、肉体拡張として健常者よりも能力を引き出せる可能性などについてお話しされ、様々な分野において伝統的なものも現代のテクノロジーやメソッドを取り入れることにより新しい価値を提供できるという事例として観衆にインスピレーションを与えていました。
3つ目のセッションは、「KAGURA × kz(livetune) Special live!」と題し、昨年代官山で開催された、デジタル時代の新型ミュージックフェスティバルTHE BIG PARADE(http://thebigparade.jp/)のプロデュースにより、ジェスチャーで音楽を奏でる新世代楽器「KAGURA」と、初音ミクを使用した音楽クリエイターとしても有名な「kz(livetune)」が当日限りのスペシャルコラボパフォーマンスを披露しました。
「KAGURA」の紹介ビデオはこちら
livetune feat. 初音ミク 『Tell Your World』Music Videoはこちら
その後、会場内で、3つのセッションが同時に行われ、それぞれ分野の違う3つのテーマで参加者が興味のあるセッションに参加する形式でした。
- 「インターネットが変える働き方と遊び方」 in collaboration with STARTUP X by日本経済新聞 電子版
- 「音楽/エンタメの未来」 in collaboration with THE BIG PARADE
- 「テクノロジー/サイエンスが変えるQOL」 in collaboration with Hills Breakfast
会場内でのネットワーキングも活発に行われていて、参加者同士が交流を深めながらイベントを楽しみ、作り上げていくとても素晴らしい時間でした。