オーダーメイドのビジネスウェアブランド FABRIC TOKYO を運営している株式会社FABRIC TOKYO(以下FABRIC TOKYO)に、2020年12月17日、オンラインで開催した「Demo Day 2020」にて、EventRegistを導入いただきました。
当イベントは、D2C支援プログラム「Original Lab」の初開催イベントとして実施されました。EventRegist の導入を決定いただいた経緯を、FABRIC TOKYO 広報の高橋政裕氏に伺いました。
--- Original LabとDemo Day 2020について教えてください。
Original Labは、FABRIC TOKYOが主催しているD2Cブランドクリエイターをサポートするコミュニティです。「ユニークで人を幸せにするブランドが、日本中に溢れている社会」の実現を目指して、2020年の夏に立ち上げ、9月末にキックオフを行いました。今回は、約100社のエントリーから第一期生として採択させていただいた19社の方々に、学び合うプログラムを3ヶ月間提供いたしました。
そして、今回開催した「Demo Day 2020」は、Original Lab第一期生の集大成として、プログラム成果発表会となるピッチイベントです。審査員にはVC(ベンチャーキャピタル)の方や著名な方々にご参加いただき、スタートアップの19社の皆さまが商材について短時間でプロモーションを行う、ピッチ形式で開催しました。
--- EventRegist導入にいたった理由を教えて下さい。
いくつかのサービスを比較したのですが、今回の決め手のポイントとして、「イベントが終了した後もコミュニケーションが続き、繋がりを持ち続けられる関係性を、お互いが感じるコミュニティであること」を重視して検討していました。EventRegistは、申込んで参加いただくだけではなく、アンケートや事後のフォロー等、参加者とコミュニケーションが取れる点が有益だと考え、導入を決定しました。
また、過去にD2Cブランドをテーマにしたイベントを主催した際にも、EventRegistを利用したことがありましたので、使いやすさを認識していて利用のイメージが湧き、安心感があったところも決め手の一つです。
--- 実際にEventRegist Basic+(プラス)を使ってみていかがでしたか?
Basic+(プラス)は、使いたい機能が揃っていて、やりたいことが実現でき、満足しています。
元々EventRegistはオフラインイベントに適したシステムと認識しており、過去に利用した際もオフラインでの開催でした。今回初めてオンライン開催で利用しましたが、事前告知の見せ方や申込者へのリマインドが行える部分がスムーズで、オンラインイベントでも迷うことなく運用することができました。
特に便利に感じた機能は、申込フォームの入力項目を、極力少なくすることが出来たところです。
個人的に、以前からイベント系の申込フォームには違和感を感じていました。氏名、会社名、部署など多くの情報の入力を求められるケースが多々ありますが、イベント後に、提供した情報をベースに良いご提案をいただける企業は非常に少ないです。
今回EventRegistを利用することで、申込フォームの入力情報を、増やすのではなく減らすことができた、という点は大変魅力的でした。私が以前から感じていた違和感を払拭できましたし、参加者様目線でも、ストレスのないお申込み体験をいただけたのではないかと感じております。
--- アップデートしてほしい機能があれば、教えてください。
概ね満足していますが、唯一不便に感じたのが、SNSでチケット申込ページをシェアした際にどのように表示されるかのプレビューを、イベント設定画面の中で確認できない点です。私共は、利用している他社メディアサイト上や、SNSでシェアされたときの表示を重視しており、そこから逆算して画像を作っています。設定時にプレビューが確認できないと調整にかなり時間がかかるため、その機能があるととても有難いです。
--- 今後の展望をお聞かせください。
Original Labとしては、第一期生とはDemo Day 2020が終わった後もコミュニケーションが続いており、clubhouseを使った同窓会を実施するなど繋がりを持っています。検討段階にはなりますが、第2回以降についても開催できればと思っています。
FABRIC TOKYOとしては、元々オーダースーツ、オーダーシャツなどのビジネスウェアを中心に、オーダーメイドの1着が作れるサービスを丸6年ほどやってきましたが、世の中・働き方が変わり、また、働き方に求められる洋服(ビジネスウェア)が変わったところから、現在はオーダーカジュアルのアイテムも強化しています。
これからは家での時間が長いので、自分が気持ちいいかという軸で選んでよいのではないかと思い、そのようなラインナップを頑張って増やしているところです。
会社自体としては、D2Cブランドから一歩先の、小売のサービス化を目指しています。例えば、月額398円からお直しが受けられるサービスのように、いわゆるRaaS(Retail as a Service/リテール・アズ・ア・サービス)というもので、ご購入いただいて終わりではなく、ご購入いただいてからお客様との関係値を築けるようなサービスを展開していきたいと思っています。
--- 高橋様にとってイベントとは?
Original Labの観点からいくと、イベントは、熱量を伝えられる場だと考えています。今回実際に配信側から見ていると、ピッチでとても楽しそうに話しているのが伝わってきましたので、それはオンライン越しでも伝わると思っています。
熱量というのは、明るいものもあれば、響くものという静かな熱量もあると思います。淡淡と「この課題を解決したい」と話されていても、刺さるもの、心に響くものはあります。
熱量が伝わるイベント、熱量を最大化するイベントを、今後も実施していきたいです。
--- ご協力ありがとうございました。
編集後記
Original Labの初開催イベントとなった「Demo Day 2020」では、申込管理としてイベントレジストのBasic+(プラス)をご利用いただき、イベント当日はYouTubeで配信されました。
コロナ禍でひとつの開催形態として確立されてきたオンラインイベントですが、熱量の伝え方という点で悩まれる主催者様は多くいらっしゃいます。その中で、高橋氏の「オンライン越しでも違った熱量が伝わる」と語られていた点はとても印象的でした。
オンライン開催が、リアル開催と同様にスタンダードなものとして捉えられ、オンラインイベントでもコミュニティが発展、活性化していくよう、システム面でサポートしていきたいと感じました。