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[イベントレジストご利用事例] 株式会社ヤマハミュージックジャパン/初音ミク・星乃一歌が、あなたの演奏に合わせて歌う!プロジェクトセカイ・ピアノ

作成者: Mikiko Takashima|21/06/25 2:24

株式会社ヤマハミュージックジャパンのAIピアノ体験会『初音ミク・星乃一歌が、あなたの演奏に合わせて歌う!プロジェクトセカイ・ピアノ』が、2021年3月下旬から6月にかけて開催されました。

当オンラインイベントのプラットフォームとして「EventRegist」を導入いただきましたので、運営を担当された株式会社ヤマハコーポレートサービス メディアワークス事業部の元営業プロデュース部担当部長(現在は業務委託社員)である寺井 裕二氏にお話を伺いました。

 

--- 『初音ミク・星乃一歌が、あなたの演奏に合わせて歌う!プロジェクトセカイ・ピアノ』開催の目的を教えてください。

今回のイベントは、「プロジェクトセカイ・ピアノ」で指定された「千本桜」(作詞・作曲:黒うさ)「青く駆けろ!」(作詞・作曲:まらしぃ)の楽譜を演奏すると、ヤマハのAI技術でゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」に登場する初音ミク、星乃一歌(CV:野口瑠璃子)が体験者の演奏に合わせて歌うという体験会で、ヤマハの数店舗で行っています。

昨年のコロナ禍では、ヤマハの音楽教室や楽器店舗を休業した時期もあり、また多くのミュージシャンもコンサートやライブが出来ないという状況がずっと続いています。そんな中で、音楽業界を盛り上げたい、音楽を通じて、前を向く人を応援したいという思いを、「おかえり、おんがく。」というプロジェクトで発信しています。

「ドレミファソーラファミ・レ・ド♪」というメロディーを聞かれたことがあるかと思いますが、その「池の雨」という曲を、色んなミュージシャンにアレンジして弾いてもらったりしています。
スペシャルムービーにご出演の俳優の中川大志さんは、この「おかえり、おんがく。」の企画でサックスに初挑戦し、レッスンや練習を重ねて、最終的には「池の雨」のアレンジ曲を演奏されました。

ヤマハとして「音楽業界に元気になってほしい」という思いから、いろいろな取り組みを行っていますが、「プロジェクトセカイ・ピアノ」もそのひとつで、「“人と合わせる”楽しさをコロナ禍においても提供したい」と考え、ヤマハのAI技術を使い、幅広い層の方に音楽に触れていただける、体験会として開催しています。


--- EventRegistを導入にいたった理由を教えて下さい。

もともと、2015年にヤマハの大阪なんば店がオープンする時に、コンサートの申込み受付にEventRegistを利用した経緯があり、そのあとも他のスタッフが、大型イベント内でのセミナーやワークショップの事前決済や参加管理などでEventRegistを使っていました。
今回このイベントでは、30分ごとに時間を区切った定員管理が必要、という要件があるため、どのイベントプラットフォームがよいかいくつも検討しましたが、機能的に実現できると判断して、利用実績のあるEventRegistの導入に踏み切りました。

【本イベントでの導入プラン】

 ■ 人気の機能をご利用いただきやすい価格でパッケージ化
   EventRegist Basic+(プラス)


--- 実際にEventRegistを使ってみていかがでしたか?

はじめは「イベント」を作ることと「チケット」を作ることの区別がついておらず難しく感じましたが、イベントに紐づけてチケットを作ることが理解できたときに、あぁなるほどと思いました。

チケットの設定以外は非常に簡単で、たとえばイベントページのデザイン設定について、色の変更や、画像の設定、会場の地図を表示させる機能などは、便利に出来ていると思います。
また、申込情報を管理する面も簡単に出来ています。コロナ禍での開催ですので、何かあった際のご連絡先を事前登録いただく必要がありますが、こちらが取得したい情報を選択しておくことで、チケットお申込時にご登録いただくことができる点はよかった点です。



苦労した点は、チケットの登録です。30分ごとに時間を区切るため、大量のチケットを作成する必要がありましたが、チケットの複製ができないため、ひとつひとつ登録していく必要があり、その作業はかなり大変でした。
また、チケット名に予約日時を入れているのですが、チケット名を間違えるとあとから変更ができず、作成したチケットの削除もできない仕様なので、下手をすると膨大な量の失敗チケットが残ってしまいます。

今まで行っていた楽器の体験会では、当日の飛び込み参加でも問題ありませんでしたが、これからしばらくは事前予約と定員管理が必要になると思いますので、チケット作成の面でもっと使い勝手が良くなれば、非常に便利なツールだと思います。


--- 今回のように時間帯別に定員管理が必要で、複数のチケットを設定する形式のイベントでは、チケット複製機能があればかなり楽になるかと思いますので、開発メンバーにも共有いたします。

--- 今後どのようなイベントを開催していきたいですか?

今年、2021年に銀座、名古屋の店舗が、ヤマハのブランドショップという位置づけでオープンしました。楽器や楽譜を買う方だけではなく、もっといろいろな方に楽器店に気軽に足を運んでほしいという趣旨で、楽器体験やワークショップ、無料のイベントステージなどを企画しています。

銀座店は4月17日にオープンしており、2階にはカフェも併設されています。名古屋店は4月24日にオープンしましたが、オープンイベントとして、名古屋のアイドルを呼んで楽器体験を行いました。名古屋を盛り上げることにも貢献できればよいなと思っています。

コロナ禍で店舗に足を運んでもらうことはハードルが高く、なかなか難しい面もあります。リアルでは集客の人数制限をしつつ、並行してオンラインでライブ配信を行うなど、リアルでもオンラインでも楽しめるようなイベントを企画し、少しずつでも認知してもらえるように取り組んでいきたいと思っています。

 

--- 寺井様にとってイベントとは?

イベントは段取りが99%。そこまで出来れば成功したも同然のように思いますが、いくら準備しても「完璧」ということはなく、あと1%の部分で当日予測不可能なことが山ほど起こります。その何かしら起きることを、解決していくことにやりがいを感じています。

普段は企画をしているので、なかなかお客様とお話しする機会がないですが、現場に行くと、「楽器をやってみたかった」とか「実は昔やってたんです」など、お客様の生の声が聞けるのがとても面白く、次の新しいことを考えるときに非常に役に立ちます。

今はリアル開催が制限されるので、来られない方のためにオンライン配信も並行して行っていく必要があると思います。
きっと2年後3年後には、もっとたくさんのお客様にお越しいただいて、一緒にいろいろなことが出来るのかなと思います。今は我慢の時期ですね。

 



--- ご協力ありがとうございました。

 

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編集後記

今回イベントレジストをご活用いただいた、店舗での楽器体験会の他、SNSを使った参加型の企画や、Zoomを活用したオンラインレッスン等、様々な形で音楽に触れる機会を作り出し、発信する「おかえり、おんがく。」のコンセプトがとても素敵だと思いました。

音楽業界はコロナ禍で大きな打撃を受けている産業の一つではありますが、イベントレジストでは、参加される方が安心してイベント会場や店舗に足を運べるよう、また、オンラインでもイベントや体験会に参加できる機会を提供できるよう、より多くの方がこのプロジェクトがきっかけで、新しい音楽とのかかわり方を発見するサポートをしていきたいと思います。