一般社団法人SNSエキスパート協会(以下SNSエキスパート協会)が、2020年4月23日にオンライン開催された「初級SNSエキスパート検定」で、EventRegistを導入いただきました。SNSエキスパート協会では、SNSマーケティングの知識・方法を体系的に習得するための検定講座を実施しています。これまでオフラインで実施していた講座と検定を、オンライン形式に変更するにあたり、EventRegistの導入を決定いただいた経緯を、同協会理事・本門功一郎氏に伺いました。
--- SNSエキスパート検定を実施されている目的を教えてください。
僕はグループ会社のコムニコで、セールスや自社のマーケティング責任者として、企業やブランドのSNSマーケティングを支援していました。SNSマーケティングの戦略立案やアカウントの運用代行に携わるなかで、お客様から「SNSアカウント運用に関する教育やセミナーはできますか?」といったご相談を受けることが非常に多かったことが協会設立の背景にあります。
担当者のSNSに関する知識の底上げを行うことで、自社のメリットだけでなく、SNSマーケティング業界全体を盛り上げたいという思いから、SNSエキスパート協会を立ち上げ、2017年3月から検定講座をスタートしました。
現在は、「SNSエキスパート検定」の初級と上級、そして「SNSリスクマネジメント検定」の3つの検定講座を実施しています。
SNSエキスパート検定は、企業・団体のSNSマーケティング担当者や広告代理店のデジタルマーケティング担当者向けに、SNSリスクマネジメント検定は人材育成・教育担当者向けの研修や、全社研修に活用いただいています。どちらも座学形式で実施していますがSNSリスクマネジメント検定は、当初想定していなかった主婦や学生といった個人の方からのお問い合わせや、「土日に研修を行いたい」という企業様からの声もあり、オンライン版も提供しています。
--- EventRegistを導入した経緯を教えて下さい。
新型コロナウイルスの感染拡大による自粛要請を受けて、SNSエキスパート検定をオンライン開催に切り替えることになりました。まず考慮しなければいけなかったのが決済の部分です。今までは銀行振込などでお支払いいただいていた受講料を、オンラインで決済する方法を検討する必要がありました。
もう一つは、申込後のフローについて。申込後の確認メールの送信や、領収書の発行、申込者情報の管理等、細かい作業が必要です。決済機能を単独で提供するサービスはたくさんあるのですが、それ以外の細々とした作業について別でワークフローを組んでいては多くの手間や時間がかかってしまいます。その点、イベント用のプラットフォームだと、検定講座の実施に必要な機能が盛り込まれているため、EventRegist(以下、イベレジ)を導入することにしました。
--- 数あるオンラインのイベントプラットフォームの中で EventRegist を採用いただいた理由は?
他のイベントプラットフォームもいくつか使ったことがあるのですが、今回、第一想起されたのがイベレジでした。イベレジは実績豊富で、サポートが充実しているイメージがありました。実際、問い合わせから導入までの対応はスピーディでした。改めて(他サービスも含め)比較検討してみて、UIが見やすかったというのも導入の決め手です。
また、(イベントのタイプ別に)必要な機能がまとまったプランが用意されていたこともポイントでした。
今回利用したBasic+(プラス)には、オンラインで検定を実施するにあたっての必要な機能が揃っています。たとえば「プライバシーポリシーへの同意」機能は、受講者に安心してお申込みいただくには必須で、まずはBasic+(プラス)で試してみようと、イベレジの導入を決めました。
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※Basic+(プラス):オンラインイベントでご利用いただきやすいように、新たに「メールカスタマイズ」 「イベント資料・URL の限定配布」「申込数の上限設定」「イベントの注意書き掲載」の機能を加えた、8つの有料機能をパッケージ化して提供します。(2023 年10 月時点)
詳細はこちら
--- 実際にEventRegistを使ってみていかがでしたか?
全体のフローとしては、イベレジで申込みを募り、決済をしてくださった受講者の情報をマーケティングプラットフォーム「HubSpot(ハブスポット)」にインポートし、講座視聴URLと検定用URLはHubSpotから送信し、講座の配信はZoomで行うという流れで、オンライン講座を実施しました。
<SNSエキスパート協会様のオンライン講座開催の流れ>
また実際に使ってみて、あまりヘルプページを読む必要がありませんでした。ナビゲートがしっかりしているので、イベントページの作成からチケットの設定まで、直感的に理解でき、あまり操作に戸惑うことはありませんでした。
僕自身がこういうツールを使うことに慣れている点を考慮しても使いやすく、イベレジは2人で運用しているのですが、全くイベレジを触ったことのない人でもわかりやすく、僕が細かい説明をせずとも対応してくれました。
また、検定講座の実施に必要な、個人情報の取り扱いに関する許諾や、申込者側で領収書を発行できる機能などが備わっていたことは、安心感につながりましたし、設定面のフォローだけでなく、講座を開催する上での注意点や、申込者の情報収集にあたって気を付けなくてはいけない点など、主催者側の細かい要望に対応してくれたので、痒い所に手が届くサービスだと感じました。
--- ありがとうございます。今後の展望をお聞かせください。
今後は、検定講座のオンライン化を強化していきたいと思っています。オフライン開催は、まず、会場を確保する必要があります。全国展開をするとしたら講師の移動や集客面を考えなければいけません。その点、オンライン開催だと、遠方だから開催できない/受講できないという問題も解決でき、受講者の皆様の立場からもメリットは大きいと考えています。一方で、オフラインでの参加を希望される方もいらっしゃると思います。受講者の皆様の安心感と安全性を考慮しながら、オンライン講座を主軸に、オフラインの講座も開催していきたいです。
また、以前よりオンライン版も提供しているSNSリスクマネジメント検定については、現状、都度開催で管理している申込を今後はイベレジを活用して常時開催、オンデマンド開催という形に移行したいと思っています。
イベレジの活用という点では、請求書発行希望の申込み対応や、割引クーポンの運用を考えており、それらの機能も備わるオンラインイベントパックの利用を検討しています。
--- これからセミナーやイベント等のオンライン化を検討している方に向けてメッセージをお願いします。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、セミナーやイベント等のオンライン化は一気に進みました。参加者側も心理的に慣れてくるのではないでしょうか。
僕たちも、いろんな制約や制限がある中でできることを考えた結果、イベレジやZoomの活用という形に辿り着いたのですが、受講者の皆さまもそれを汲み取ってくださっているようで、ありがたいことに「この時期にやってくれてありがとう」と温かいコメントをいただきました。
初回は、ちょっと音声が途切れてしまったり、送信したメールが受講者様側のフィルター設定の影響で届かなかったり、といった細かいトラブルはありましたが、結果的には、このタイミングでオンラインで実施したことに対するポジティブな反応の方が多かったです。
申込みから実施までの質も大切ですが、それよりも講座の内容、そしてスピードが重要だと思います。
はじめから演出にこだわりすぎず、まずはやってみてはいかがでしょうか。SNSエキスパート協会も、トライ&エラーを繰り返しながら、技術面や演出面の質を高めていきたいと思っています。
--- ご協力ありがとうございました。
今後の開催情報はこちら
https://eventregist.com/p/snsexpert
編集後記
今回のインタビューは、政府からの緊急事態宣言の発令を受けて、関係者全員が在宅勤務体制をとる中、オンラインで実施いたしました。通常は先方に伺い写真を撮影させていただくのですが、今回は、画面越しにお話を伺いながらキャプチャを撮る、という形で行いました。今回のために仮装背景もご用意いただき、ありがとうございました。
皆様のご協力のおかげで、我々にとって初のオンラインインタビュー記事を公開することができたわけですが、このような状況の中でも、新しいことに挑戦していくことの大切さを強く感じ、本門氏の「まずはやってみては」というメッセージに深く共感したのでした。
「Basic+」では、有料セミナーの事前決済や、申込者へのセミナー参加方法のご案内など、オンラインセミナーの運営業務がスムーズになる機能を提供しております。
ウェビナーやライブ配信のオンラインイベントでも、視聴制御や視聴トラッキングなど、開催後の営業活動を見据えた参加者管理を行うことが可能な「オンラインイベントパック」もご用意しております。
イベントレジストは、オンラインでもオフラインでも、イベントやセミナーの開催をサポートいたします。