イベント開催までもう間もなくと迫ってきたタイミングで主催者の皆様は、コンテンツの最終調整や参加者管理など、多くの作業に追われる状況になると思います。ですが、どんなに良い内容の企画をしたイベントだとしても、開催前に確認しておくべきポイントが漏れていると、そのイベントは参加者にとって、また、主催者にとっても失敗となってしまいます。今回は、以前掲載した"イベント会場のネット環境の整え方"を補足する形でイベント開催前の確認事項の中でも必須確認事項である、イベント会場のネット環境確認のポイントをご説明していきたいと思います。
1. カバー範囲
会場全体でネットワークを利用することが可能かどうかの確認になります。例えば、利用する会場の地下でも利用する場合は、地下までネットワークが届いているのかといった点です。会場全体に届かせることが出来ない場合には、イベント中、確実にネットワークが届かなければいかない場所に届いているのかを最優先にネットワーク環境を整備しましょう。
2. 接続台数
確認の中で見落としがちなのがこのポイントです。会場にネットワーク環境が有ることを事前確認しているが、イベント中、一度に接続される数の想定をしていない場合、当日になって、ネットワーク環境に接続することが出来ない問題が発生する可能性があります。例えば、市販のルーターなどを利用する場合は、一般的に約20台が接続可能台数となります。ネットワーク環境として提供するスピードはどれくらいなのか?どれくらいの人数が利用するのか?事前に会場担当者、かつ、ネットワーク担当者と密に連携をとることが重要となります。
3. レンタル
会場にネットワークがない場合の対応方法です。事前に会場へネットワーク環境を確認し、環境が準備出来ないと判明した時点で考慮しておくことをお勧めします。たとえば、イベント開催前日になってポケットWifi端末をレンタルしようとすると、レンタル会社の受付と倉庫が別で、当日中に受取れない事態も発生します。また、2.でご説明した接続台数にも関連しますが、ポケットWifiは、約10台(※機種により異なる)が接続限界となっているため、来場者や運営側で必要なネットワーク環境を準備出来ない可能性があります。ワンタイムのイベントであれば、レンタルで解決することが多いと思いますが、事前の準備や手配を忘れないことが重要です。
こちらの記事もご参照ください。 ・
[イベント運営]イベント会場のネット環境の整え方
いかがでしたでしょうか。
ここに挙げた確認点は、イベント開催前に確認するべき事項のほんの一部であると思いますが、確認しないままイベント直前になってしまうと大きな問題に発展するポイントでもあると思います。イベントを開催する際は、様々な作業に追われて確認すべき事項を未確認になってしまいがちな状況もありますので、少しでもイベントレジストを通じてサポートさせていただければと思います。