「イベント業務管理士」という資格をご存知でしょうか。「イベント業務管理士」とは、イベントを開催するために欠かすことのできないイベント運営スタッフのスキルについて、客観的に評価する資格です。今回は、この資格についてご紹介します。
イベントは、基本的に主催者、運営会社(主催者が兼ねる場合もあります)、参加者で構成されます。最近では、ソーシャルメディアの発達に合わせて、比較的誰でも手軽にイベントを実施することができるようになりました。そのため、イベントはあらゆるところで数多く開催されるようになっています。その一方で、イベントに関する知識や運営(特に安全面)をあまり重要視せずにイベントを開催してしまうケースもあるようです。イベントの規模が大きくなると、一定の知識や経験のある人がイベントを管理、監修する必要があります。つまり、イベントをプロフェッショナルとして企画・制作・運営できる人材が必要になってきます。そこで必要なのが、イベント業務管理士という資格です。
イベントに関連する資格試験は、実はいくつかのものがあります。イベント業務管理士資格試験をはじめ、イベント検定、スポーツイベント検定、ユニバーサルイベント検定等があげられます。その中で、イベント業務管理士資格試験とは、一定以上のイベント実務経験を持ち、イベント業務管理についての専門的な知識と企画管理、安全管理に熟知した人材に対して、一般社団法人日本イベント産業振興協会(JACE)が認定する、1級・2級の2階層構成の資格試験です。
イベント業務管理士の資格試験では、大きく分けて5つのカテゴリにわかれ、体系立てて知識を習得します。1つ目は、イベントの本質的な理解。2つ目は、形態別イベントの理解。3つ目は、イベントの企画・制作について。4つ目は、イベント運営について。5つ目イベントマネジメントについて学びます。
資格試験勉強する中での内容を一つご紹介します。
イベントのリスクマネジメント
基本的リスク要因は何か?イベントの開催・運営に伴うリスク要因は何か?
リスク抽出のおこない方、リスクに対する対応方針の確立方法
イベントに関する基本的な知識はもちろん、イベント現場でのリスクマネジメントや安全面の配慮などについて、網羅されています。
安全かつ安心してイベントを円滑に進行していくためにも、イベントの担当者が客観的な有資格者がいるのかを考慮することも一つの選択肢だといえます。普段、イベント業務に携わっている方にとっては、目の前のタスクに対して、いかにパフォーマンスが上がるかや効率が上がるか等を考え、従事していることが多い思います。イベント業務管理士資格試験を通じて、普段得られない知識に触れて、業務に生かすのはいかがでしょうか。
イベントレジストでは、営業担当者すべてが、イベント業務管理士の資格の持ったスタッフで対応しています(2016年5月現在)。イベント運営に関するご相談も承っていますので、ご興味ある方は是非お問合せください。