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Whom:イベント集客の前に、参加対象者を細分化しよう

作成者: Retsu Muramatsu|15/02/18 1:00
イベント参加人数の対象は、凡そ1億727万人※1と算出されており、開催するイベントの申込者は、この中の誰が対象なのか(6W2HのWhom)を企画段階で考えることは非常に重要となります。特に、イベントをこれから定期的に開催する予定、または、既に開催しているイベントの場合、Whomが確定しても、限られた予算の中で、多種多様の属性を持つ対象者の誰に対して、どのようなアクションを取るべきかは課題の一つです。今回は、これから施策を実施する、または、対策を検討している企業や団体向けに参加対象者のステージを細分化し、確認したいと思います。
 

参加対象者のステージ

参加対象者を新規顧客/既存顧客に分類することはあると思いますが、それぞれの分類の中にも、さらにステージが分かれていると考えられます。以下は、ステージを5段階に細分化したものです。
 
  1. 知らない:イベントの存在を全く知らない顧客(新規顧客)
  2. 知る:イベントの存在を知っているだけの顧客(新規顧客)
  3. 興味有:イベントに対して、興味を持っている顧客(新規顧客)
  4. 参加:イベントに少なくとも1回以上参加したことがある顧客(既存顧客)
  5. リピート:イベントを有益なもとの判断し、開催毎に参加する顧客(既存顧客)
 
これまで定期的にイベントを開催していた場合、次のイベントは、新規顧客を獲得するのか、既存顧客のリピート率を上げるのかといった、どのステージの対象者を獲得するかを定めることが必要となります。もちろん、全てに施策を実現できるのが理想ですが、前述で挙げたとおり、限られた予算の中でアクション起こす場合は、全てに同じ力を注ぎ、参加対象者を 5 のステージまで上げることは難しいと思います。例えば、4 から 5 にするためには、会場でのホスピタリティやコンテンツの品質を上げなければなりませんし、1 から 2 にするためには、出来る限り多くの人が目にするようなイベント告知・宣伝方法を考えなければなりません。
 
いかがでしたでしょうか。
上記内容は一つの例でありますが、誰が対象かを考える際に、少しだけ細分化することで、やるべきことが見えてくると思います。各ステージにおける、施策については、次回ご説明したいと思います。
また、イベントレジストでは、各ステージの対応方法検討~機能提供~実施まで用意しておりますので、サポートさせていただければと思います。
 
出典
※1:平成25年 イベント市場規模推計報告書
 
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