10月7日~10日の4日間、幕張メッセで開催されているCEATEC JAPAN 2015の様子を速報でお届けします!
16回目の開催を迎えるCEATECは、今年からCPS(※) / IoTエキシビションとして新たなスタートを切りました。一般公開に先駆けて開催されたビジネスデイでは、最新家電はもちろん、政府や研究機関、他産業、ベンチャー、海外企業との連携を印象付ける先進的なサービスや技術を紹介した展示ブースが賑わいを見せました。
(※CPS:Cyber Physical Systems)
CEATECの名前は、"Combined Exhibition of Advanced Technologies"であることをご存知でしょうか。CEATECでは毎日様々なコンファレンスが開かれています。初日7日のコンファレンスでは、宇宙飛行士の山崎様が登壇なさり、最先端技術によって設計されているISS内部での驚くほど原始的な物品管理方法や、ISS(きぼう)が、約650社の協力により開発されていることなど、宇宙開発に向けて、世界中の人々が協力している様子をCombinedの観点からリアルに伝えていらっしゃいました。
地球を一つの宇宙船として 宇宙飛行士 山崎様
また今年は、大企業がスタートアップに向けてピッチを行う、新しい形のコンファレンスが開催されました。大企業(8社)によるピッチは、各社5分と短い時間でしたが、ピッチ後の懇親会では、大企業・スタートアップがお互いに提供できる価値を交換し、新しいビジネス開発に向けて、盛況なコンファレンスとなりました。
アサヒグループホールディングス 矢島様
現在注目されているロボットについて、政府や研究機関、大企業、ベンチャーといたるところで展示されていました。その一部をご紹介します。
電話やメールなどのスマートフォンとしての機能と独立二足歩行など、ロボットとしてのコミュニケーションを兼ね備えたモバイル型ロボット電話。また、小型プロジェクターが搭載されているので、写真や映像を映し出すことが可能です。
ロボットと電話が融合した、RoBoHon
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO) が主催し、災害対応ロボットのコンピュータシミュレーションによる競技会「ジャパンバーチャルロボティクスチャレンジ(Japan Virtual Robotics Challenge)」(略称:JVRC)が行われていました。
この競技は、人の作業が難しい局面(災害など)を想定し、どのシステムがロボットを使用して、有効的に救助や探査を実施することが出来るかを競う大会です。
ヒューマノイドロボット”HRP2JVRC”と"JAXON"
NEXTイノベーションエリア / NEXTストリート内には、テレビとウェブが連動した新しいメディアを運営する"SENSORS"と日本最大のスタートアップコミュニティを運営する"Creww”によって、先進的なサービス、プロダクト、クリエイティブを体験することができる"スタートアップSHOWCASE"が登場しました。
注目の出展企業3社をご紹介します。
無料のスマートフォンアプリと連動し、「自宅のホームセキュリティ」から「遠く離れた場所の見守り」まで、幅広い用途に対応が可能です。
アプリ内で複数のスマートデバイスを制御・監視
誰かの体にふれるとシャッターが開き、10秒間タッチし続けるとシャッターが押され、Touchyの目を通して写真を撮影します。
フィジカルコミュニケーション撮影
スマホで写真や動画を撮るだけで、実家のテレビにすぐ届くサービスを提供し、機械が苦手な方でも簡単に楽しむことができます。
受取る側のおばあちゃん、おじいちゃんが使うのはいつものテレビとリモコンだけ
ウェアラブルグラスを装着した EPSONブース
キティちゃんのぬいぐるみをプレゼント タイコエレクトロニクスジャパン
幅広い年齢層に対して、様々な形で未来を見せてくれた今年のCEATEC JAPAN 2015。10/9(金)までは当日登録の入場料は有料ですが、事前にweb登録しておけば無料となります。10/10(土)は入場料無料です。
是非、足を運び、未来のテクノロジーを肌で感じてみてください!