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[イベントレポート] アグロ・イノベーション 2015

作成者: EventRegist|15/11/18 7:26

2015年11月18日~20日(金)まで、東京ビックサイトにて開催中の「アグロ・イノベーション2015」の初日の様子をレポートします。

様々な分野で革新が起きている農業の世界。人が生きるために必要な食糧を生産していく巨大市場に向けて各社色々な取り組みで挑んでいました。

 

多彩なセミナー

会場内にある3カ所のステージでは、3日間35以上のセッションが実施されています。

19日(木)には、IT農業先進国オランダより「スマート農業において世界を先導」と題したオランダ王国大使館 農務参事官 シンディ・ハイドラ氏の講演や、20日(金)には、「農業とドローンの未来( ミニシンポジウム)」なども開催予定です。

※セミナー参加は事前登録が必要です。ご登録やセミナー詳細はこちらから。
http://www.jma.or.jp/ai/ja/visitor/seminar01.html

 

ブースで技術体験

身体拡張(ロボットスーツ)で、農業サポートするアシストスーツを展示していたKUBOTA様のブース。今後高齢化に向かう日本において労働力のサポートにこのようなロボットスーツの市場は拡大していくのでしょう。

 

大和ハウス様は、企業などが農業事業を実施する際にテスト的に簡易に導入できる植物栽培ユニット「Agri-cube」を展示。大規模な工事が不要なプレハブ型ユニットを設置することで見た目も楽しいスペースコロニーのような世界が作れます。実際ある企業さんでは導入し社員さんが植物を育て、社員食堂のメニューになっているお話も伺いました。

 

アグリ―ノート様は、Google マップ・航空写真を利用したインターネット上の農業日誌・圃場管理ツールを提供。情報共有もできるので、勘に頼りがちな農業運営のノウハウをITの力で継承するお助けツール。

 

また、農業大国オランダブースも大きく出展。

 

他にも、センサリング技術での測量系の商品を展示するブースや、広大な農業敷地でGPSなどを利用し各作業員の作業位置を把握しながら効率的に作業を進めるためのツールなど、現在のIT技術をさまざまな形で適応させた取り組みが見られました。

併設開催していたフルーツEXPOを新しい技術で盛り上げていたのは、日清ガーデンメイト様。
凍結解凍覚醒法(遺伝子組換や操作とは違う危険性のない第3の新品種作物作出技術)を紹介し、日本での熱帯果実(パパイヤ、バナナ、カカオなど)栽培を可能としました。
これにより、難病支援や食料危機はもちろん日本のフルーツ市場も拡大していくことでしょう。

 

最新の技術が農業の世界でどのように活用されているのか、またはされていくのか、イメージを膨らませる体験をしたい方は是非ご参加ください。

 

開催概要