イベント・セミナーの会場のレイアウトでは、参加者側の座席をどうレイアウトするかを検討する必要があります。シアター形式、スクール形式、コの字形式、ロの字形式など目的や定員数によって、レイアウトを決めていきます。その中で意外と忘れがちなのが、ステージ側の登壇者のレイアウト。イベント・セミナーの企画に応じて最適なステージレイアウトを選ぶことで、登壇者も参加者も快適にイベントを楽しむことができます。今回は、シアター形式、スクール形式のステージレイアウトのパターンをご紹介していきます。
登壇者1名の場合
演台形式
最も一般的なスタイルである演台形式は、ステージの中央もしくは、左右いずれかに演台を配置します。プロジェクターとスクリーンを利用してのプレゼンテーションの場合は、参加者が演台の前に立った登壇者の顔を見やすいように演台の配置場所を選定します。
テーブル&椅子形式
テーブルと椅子をステージ上に用意して、登壇者が着席してプレゼンテーションをする形式です。特に1人あたりのプレゼンテーションが長くなるケースでは、この形式を用いることが多いようです。この場合は、テーブルクロスを用意して、登壇者の足の動きが参加者に見えないようにするなどの配慮をすることも多いです。
レイアウトなしのフリースタイル
登壇者がステージ上を自由に歩いて、プレゼンテーションする場合は、無線マイクやピンマイクなどのマイクを用意すれば特にレイアウトは必要がありません。登壇者が自由なスタイルでのプレゼンテーションを希望する場合や、参加者とより双方向のコミュニケーションをとりたいセッションがある場合は、この形式がおすすめです。
パネルディスカッションの場合
ハイチェア形式
パネルディスカッションなどで複数の登壇者によりセッションが進行する場合は、参加者が登壇者の顔が見やすいようにハイチェアを並べます。一方で、ハイチェアは長時間座っている負担がかかるというデメリットもありますので、セッション時間を考慮しながら、セッティングを決定しましょう。また、女性の登壇者がいる場合は、予めハイチェアを利用することを伝えておくか、ひざかけなどを用意しておくと良いでしょう。
テーブル&椅子
複数の登壇者による対談の場合にもテーブル&椅子形式が用いられます。長時間のセッションの場合には特に好まれる傾向にあるようです。この形式の場合は、テーブルに登壇者の会社名、名前なども掲示することも良くあります。
ステージのセッティングは、会場での利用な備品や登壇者の希望などによって変わってくる面はあります。とはいえ、イベント・セミナーの目的や作り出したい雰囲気、またセッション内容に最適形を実現できるように、イベント・セミナーの企画・運営担当者は、最適な提案ができるようにレイアウトパターンを押さえておきたいですね。
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